預言者たちは誰一人として、自分でこんなシステムを作ってみようかと考えてその仕事を始めたのではない。アッラーが、人間の中から選ばれた者を預言者とされ、その時がくると、預言者として創造されたその人に、完全に預言者としての責任と任務を知らされるのである。彼も、自分が預言者であることをそこで宣言する。それぞれの預言者に、各々にふさわしいアッラーの命令がくだされる。それに従って生き、それが終わるとこの世を去る。我々が生きるために空気や水や食物が不可欠であるように、預言者たちにとってもアッラーの命が必要となる。彼らはアッラーの風によって育ち、彼らの上には常にその風が吹いている。その風が続く限り、彼らは人々のそばで活動を続ける。その風がやむと、もう一つの世界へと飛んで行く時を待つことになる。