生活水準 テレビのニュースでは、折々に四人家族の月々の生活水準と称する数字を公表する。何が基準とされているのかきちんとは知らないが、ここで示されている数字を見ると、特に私たちの国の人々にとっては、達成することが困難なものである。とともに、こういった数字が何度も繰り返されること、報道される形がきちんと完成されたものになっていないことは、人々を感謝のない状態へ、満足感のない状態へと追いやっている。私は覚えているが、私の子供時代、人々はヨーグルトだけの朝食をとり、それでも、畑や果樹園でかいがいしく働いていた。決して誇張でないことは信じてほしい。なぜなら私もその一員であったからである。ヨーグルトだけの朝食を取り、日が暮れるまで家畜にえさを与えるため移動させていた。人々は石鹸すら買うことができず、白土で洗濯物を洗っていた。ノミの流行に悩まされ、ペストが流行した折には老若男女を問わず多くの死者を出していた。多くの者は日に一度だけの食事を取っていた。そう、-アッラーがあの日々を二度と味わうことのないようにしてくださいますようー非情に困難な状況にあった。しかし誰も、自分の状態に不平をいったりはしていなかったのである。